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NASAコンステレーション計画、「予算が足りない」

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Human Space Flight Review Committee
Image credit: NASA/Paul E. Alers

オバマ大統領の指示により、アメリカ有人宇宙飛行計画の見直しを行っている外部有識者委員会(通称:オーガスティン委員会)は8月12日、ワシントンで公聴会を開き、「スペースシャトルを退役させ、国際宇宙ステーション(ISS)を廃棄し、2020年までに月への有人飛行を行う現状のプランを実現するには、あまりにも予算が足りない」との結論を出した。

2004年のブッシュ大統領の新宇宙政策を受け、アメリカ航空宇宙局(NASA)は現在、コンステレーション計画として、スペースシャトルの後続機となる、次世代有人宇宙船「オリオン」とアレスIロケットの開発を進めている。予定ではスペースシャトルを2010年に退役させ、ISSを2015年頃に廃棄し、アレスIとオリオンを2014年に打ち上げ、2020年までに月への有人飛行を行うこととなっているが、予算削減や技術的な問題で、スケジュールが遅れている。

オーガスティン委員会は、このコンステレーション計画を実現するためには、2020年までに約500億ドルの予算追加が必要だと試算。さらに、「ISSの運用はアメリカなしではできない。安全に廃棄させるにしても15億ドルのコストをかかる」と指摘した上で、「もしISSを廃棄させると、今度のアレスIとオリオンの向かう目標がなくなる」との廃棄反対意見も示した。

また、削減された現在の予算では、月への有人飛行に必要なアレスVロケットは2028年まで完成しないとし、これらの問題を解決するには、2020年までに年間2.4%、約30億ドルの追加予算が必要で、そうすれば、2025年までにコンステレーション計画に近い形で、宇宙飛行士を月へ送ることができるだろうとしている。

なお、報告書は今月中にまとめられ、オバマ大統領に提出される予定となっているが、これがアメリカ有人宇宙飛行計画にどのような影響を与えるかは分かっていない。

■Exploration plan doesn't fit in current budget, panel says
http://www.spaceflightnow.com/news/n0908/12augustine/

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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