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インタビュー 「宇宙兄弟」編集者

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宇宙兄弟
Image credit: Chuya Koyama/KODASHA

佐渡島庸平 & 前田克也
Image credit: sorae.jp

 sorae.jp編集部は8月某日、週刊誌「モーニング」で連載している「宇宙兄弟」の編集担当である、講談社の佐渡島庸平さん(写真左)と前田克也さん(写真右)にインタビューを行い、同漫画の連載経緯や苦労した点などについて話を伺いました。

宇宙兄弟: 2025年、弟・日々人に招待され、ジョンソン宇宙センターに行った兄・六太。そこで待っていたのは、幼少時代の約束を信じ、宇宙飛行士になった弟・日々人のたくましい姿。兄は嫉妬し、夢を諦める。弟は、そんな兄の才能を信じて挑発する。「二人で宇宙へ行く」という約束を、弟が忘れた日はない。不運に縁がある兄の身に、狂運が訪れて……

「モーニング」にて連載中。単行本第1巻第2巻好評発売中。第3巻は9月22日発売。

佐渡島庸平: 1979年生まれ。灘高校、東京大学を経て、2002年に講談社に入社。モーニング編集部に所属し、「バガボンド」、「ドラゴン桜」などの担当を経て、現在は「宇宙兄弟」、「働きマン」などの編集を担当する。


--宇宙兄弟を始めた経緯について教えて下さい。

 元々僕が向井万起男さんの著作「君についていこう-女房は宇宙をめざした-」を読んだのがきっかけですね。その中で描かれていた宇宙飛行士の選考が非常に面白かったので、小山さん(作家の小山宙哉さん)にも読んでもらって、二人の意見が一致し、宇宙飛行士をテーマに描くことが決まりました。また、今までの宇宙漫画はSFが多く、宇宙飛行士の選考をテーマにした漫画はあまりなかったのも連載のきっかけだったと思います。


--作品を読むと、宇宙兄弟の舞台は今の宇宙開発に近いものがあります。その設定の理由について教えて下さい。

 SFと違って、宇宙飛行士の選考をテーマにしているので、身近に感じるためにも、できるだけリアルさを追求しています。また、現実に近い設定にすることによって、兄と弟の関係など、人間味あふれた内容で、読者にも親しまれるではないかと考えています。


--宇宙漫画を描くのは難しいと思いますが、宇宙兄弟の連載にあたって、苦労している点を教えて下さい。

 SFであれば、想像と知識があれば、作品を完成させることは可能ですが、リアルな作品にしたいので、関係者らへの取材が大変ですね。また、文章と違って、漫画は絵を描き、読者に伝えなければならないので、表現するのも難しいです。例えば、閉鎖実験環境や(宇宙ステーションの)トイレなどを文章で読んだとしても、それは一体どのような施設なのか、今まで見たこともないので、描くのが難しいです。小山さんが少しでも描きやすいように資料を集めるのですが、それが大変です。


--これまでどのような方に取材したのか、答えられる範囲でお願いします。

 最初はJAXAに取材を試みたのですが、作品として完成していないというのもあって、非常に苦労しましたね。その後、監修を協力してくれる方が現れて、JAXAの方とも知り合えることができ、色々取材できました。また、アメリカでは野口聡一宇宙飛行士も取材に協力してくれました。宇宙兄弟のホームページには野口聡一宇宙飛行士へのインタビューも掲載していますので、ぜひご覧下さい。


--他の日本人宇宙飛行士とお会いしましたか?

 今の所は他の日本人宇宙飛行士とはお会いしていません。


--今後、民間宇宙開発企業などを漫画に登場させる予定はありますか?

 それは内緒ですね。民間で行くとしたら、どの登場人物か、読みながら想像して楽しんでください。


--今後、アニメの予定はございますか?

 今の所はありません。


--読者の皆さんにコメントがございましたらお願いします。

 単行本第3巻が9月22日に発売されますので、ぜひ皆さん買って読んで下さい。サイン会も10月5日に国際航空宇宙展で、10月11日にTSUTAYAミッドタウン店でするので、ぜひ来てください。詳細は、モーニングの公式サイトに載っています。また、一話目は無料で公開しているので、ぜひ読んでみてください。

Written by 編集部

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