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宇宙旅行 vol.02

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「宇宙旅行の概要 下」

Saturn V Rocket
Image credit: NASA

- 宇宙に行くのは大変? -

 「宇宙までは100キロメートルなら、行くのは簡単じゃないの?」と疑問を抱く人も多いだろうが、地球の重力(万有引力)は非常に強力なものであり、それを振り切るには相当なエネルギーが必要だ。例えば、ロケットで人工衛星を低い地球周回軌道(高度300キロメートル程度)に打ち上げる時、時速2万8000キロメートル(第一宇宙速度)以上という、とてつもない速度で飛行する必要がある。もちろん、元々100キロメートルまでと目標を定めていれば、そこまでの速度を出す必要はないが、それでもある程度のエネルギーが必要だ。

 ロケットエンジンの構造は比較的単純だが、自分から推進剤を持参しなければならない分、かなり燃費が悪い。実際、ロケットの全質量の約90%が推進剤だと言われ、燃料を打ち上げているようなものだ。さらに、ロケットは重力を逆らって上昇するため、なおさら燃費が悪い。車で例えるなら、他の車に反対側に引っ張られながら、ずっとアクセルを踏み続けて、進んでいるのと同じことである。しかし、上記のような速度を出し、宇宙空間まで行けるのは、今の技術では燃費の悪いロケットしかない。

- 初めて宇宙に行った日本人 -

 意外と知られてないが、日本人として最初の宇宙に行った人物は、当時TBSの特派員だった秋山豊寛氏である。秋山豊寛氏は1990年12月2日、ソユーズTM-11に搭乗し、バイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、宇宙ステーション「ミール」で約7日間滞在した後、地上に帰還した。しかし、この宇宙飛行は民間企業TBSと旧ソビエト連邦宇宙局が契約し、飛行費用もTBSや他の民間企業が支払ったため、秋山豊寛氏を宇宙旅行者と呼ぶよりも、民間宇宙飛行士と呼んだ方が正しいだろう。ただ、現段階において、民間宇宙飛行士と宇宙旅行者の定義は非常に曖昧だが、このコラムでは、自らお金を出し、宇宙旅行に行った人物を宇宙旅行者と呼ぶことにする。

 宇宙旅行代金を完全に自ら支払い、日本人宇宙旅行者は残念ながらまだ誕生していない。あの榎本大輔氏(Dice-K)は、打ち上げのわずか1ヶ月前、 健康上の理由で搭乗クルーから外され、宇宙旅行が延期されている。

Written by チヒロ

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