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新宇宙家族 vol.15

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「滑走路の花嫁」

星出彰彦さんらの帰還。
Image credit: NASA

 「僕は、国際宇宙ステーションの管制官になるのが夢です。管制室からプロポーズするので受け取ってください」

 宇宙飛行士候補者に選抜されたばかりの直子に出会ってから間もないころ、私が彼女に言った言葉である。

 それから1年ほどしてから、彼女の夢を尋ねた。「私はママさん宇宙飛行士になりたい。未婚でもいいから」と彼女は言った。

 だが私は、未婚で子供を作るのはよくないと思った。そこで前の言葉を撤回して、先にプロポーズをすることにした。

 そのとき直子は言った。「結納も結婚式もやらない。やるにしても、宇宙へ飛んだあとがいい」と。

 私は「じゃぁ、結婚式は、スペースシャトルが着陸したその滑走路上でやろう。赤じゅうたんを敷いてタキシードを着て待っているから、ウエディングドレスでシャトルから降りてきて」と返した。最近は娘の優希も「私もドレスが着たい!」といっている。

 一度しかない人生。どうせなら、映画のラストシーンのような感動的な情景を実現してみたい。

写真=星出彰彦さんらの帰還。この滑走路で結婚式ができるか…(2008年6月)

(文・写真 山崎大地 2010年3月6日)

■新宇宙家族 (Taichi_Yamazaki) on Twitter
http://twitter.com/taichi_yamazaki/

Written by 山崎大地

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