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新宇宙家族 vol.13

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「夫か、主夫か」

娘・優希が生まれた日
Image credit: Taichi Yamazaki

 妻・山崎直子は「ママさん宇宙飛行士」が夢だった。2002年に娘・優希が生まれ、直子は「ママ」になった。

 当時、直子は日本を拠点に訓練を続けることになっていて、私は「子どもはあと2人はほしいな」と思っていた。

 ところが翌年、スペースシャトル・コロンビアの事故があった。飛行再開のめどが立たないまま訓練計画が大きく変更され、「とにかく早く宇宙へ」という大号令の下、直子はロシアの宇宙船の搭乗資格をとるためにロシアに、そしてシャトルの資格を取るために米国に渡った。

 2人目、3人目という雰囲気では全くなくなったのだった。

 私は国際宇宙ステーションの管制官をするという夢を断念し、優希を連れて米国に渡った。

 次の子がだめなら、「米国で仕事を」と思ったが、娘が保育園に行くようになっても、就労許可がもらえず、仕事もできなかった。

 夫として「働く」ことも、主夫として「子供を作って育てる」ことも中途半端にするしかなかったのだ。人間として、どちらもとても大きな「仕事」なのに……。

 夫にも主夫にもなりきれない私の気持ちの整理はなかなかつかない。

写真=娘・優希が生まれた日(2002年8月9日)

(文・写真 山崎大地 2010年2月20日)

■新宇宙家族 (Taichi_Yamazaki) on Twitter
http://twitter.com/taichi_yamazaki/

Written by 山崎大地

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