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ピンク・ネブラ vol.14

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Small Satellite Conference
Image credit: Misuzu Onuki

2010年8月11日@ユタ

「第24回小型衛星カンファレンスに約1100人が参加」

 毎年この時期にユタ州立大学で開催される小型衛星カンファレンス。小型衛星に焦点を絞ったものなのに、参加者が約30カ国から1100人とは驚きです。最初は数十人から始まり、昨年は最終日には約750人の参加を記録。更に増えた今年は、大学内の開催場所も変わりました。世界的に小型衛星が脚光を浴びている近年、小型衛星の発展とともに歩んできたこのカンファレンスに寄せられる期待も急拡大しているようです。

 大学で開催されていますが、アカデミックというよりもビジネス色が強く、約70社の展示場所ではハードウエアを目にしながら商談モード。実際、ビジネスの場になっていると聞きました。約70社の出展に加え、20大学以上が出展しているブースも賑わっていました。学生コンペティションの受賞者はその場で数社からのオファーが出るほど。こんなところも実際的です。

 チェアマンとしてこのカンファレンスを引っ張っているのはユタ州立大学スペースダイナミクス研究所のパット・パッターソン博士。パッターソン博士によると、今年のペーパー数は200から66を採択。シングルトラックで進めることにこだわっているので、毎年、プログラム構成やペーパー採択がほんとうに大変だとのことです。プログラム内容は、エンジニアリング、ミッション、市場、打ち上げ手段など多様で国際的。市場調査によると、小型衛星の技術開発が進んできているのに加え、経済性や即対応性などの特長により潜在市場の中でもいくつかの特に有望なマーケットも見えてきているようです。カンファレンスではユタ州立大学スペースダイナミックス研究所の衛星試験施設の見学とプロジェクト紹介も恒例となっています。今年は隣棟のナノサット試験施設も見学できました。1つ1つの試験機器が小さくて、キュート!

 町全体でサポートしている雰囲気や運営関係者のホスピタリティ度も高く、独特のカルチャーまでもが感じられる小型衛星カンファレンス。主催者は、ローガンという小さな町でやっていること、小型衛星という小さなコミュニティに特化されていることで、深い交流ができて独特の小型衛星カンファレンスに育ったのではないかと言っていました。確かに!夜10時には飲食店も閉まり、あたりは静けさに包まれますが、この町で唯一開いているバーに集まり小型衛星談義?が夜更けまで続いていました。。。

 小型衛星カンファレンスが単なる発表の場でなく、小型衛星開発やビジネスに貢献し、小型衛星コミュニティ形成にも深く関わっているのを実感しました。

■Small Satellite Conference
http://www.smallsat.org/

Written by 大貫美鈴

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