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ピンク・ネブラ vol.13

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Butterfly
Image credit: NSBRI

2009年12月2日@北九州

「宇宙で羽化した宇宙蝶は無重力で飛べる?」

 宇宙で蝶が舞いました!11月16日にスペースシャトル・アトランティス(STS-129)で打ち上げられた蝶の幼虫。無重力の宇宙で蝶は飛ぶのか?地上の蝶と比べての違いは?蝶好きの私としては、目が離せない実験でした。

 蝶の羽化は国立宇宙バイオメディカル研究所(NSBRI)などがNASAの教育プログラムの一環として実施したもので、17万人以上の児童や生徒、約2800人の先生が宇宙での成長と自分で育てた地上の蝶との比較を行いながら見守りました。スペースシャトル打ち上げ6日前に搭載されたヒメアカタテハとオオカバマダラの幼虫はえさを食べて成長、さなぎになり、みごとに羽化して宇宙蝶“バタフライノート”に。羽化直後の羽を乾かす時間が地上の3~5分に比べて宇宙では約15分かかったのだとか。バタフライハビタットの中なので“華麗”に舞う映像とは違う趣がありますが、宇宙において地球が感じられる映像です。

■BioEd Online: Biology Teacher Resources, Lesson Plans
http://www.bioedonline.org/space/STS_Mission_129.cfm

Northrop Grumman Lunar Lander Challenge
Image credit: Masten Space Systems

2010年1月4日@東京

「ロケット野郎は健在」

 2009年10月、ノースロップグラマン・ルナランダーチャレンジでアルマジロ・エアロスペース社をおさえてみごとに優勝、約1億円を獲得したマステン・スペースシステムズ社長のディビッド・マステン。アビエーションウィーク誌の“今年(2009年)の人”に選ばれて表紙に登場しているのにびっくりしました。

 マステン社はロケットを開発するに十分な資金があって宇宙に参入した企業とは違い、こつこつと資金調達をしながら開発している宇宙ベンチャー。長髪で背が高くどっしり構えている風貌ながら、静かな性格がミスマッチな印象のマステン氏はIT大手のシスコを退職してロケットづくりをしている根っからのロケット野郎です。表紙を見てつくづくロケット野郎は神話でなく、ますますパワーアップして現代に生きていると感じました。

 スペースシップ1の後、現在ヴァージンギャラクティック社のスペースシップ2を開発しているバート・ルータン、スペースX社のイーロン・マスク、ブルーオリジン社のジェフ・ベソス、アルマジロ・エアロスペース社のジョン・カーマック、XCOR社のジェフ・グリーソン、そしてマステン。現代のロケット野郎たちが宇宙商業化のリーディングエッジ(最先端)にいるのもまた米国の宇宙開発の特色だと思います。

Written by 大貫美鈴

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