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Fly me to the moon vol.01

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「無重力への挑戦」

Space Couture Design Contest
Image credit: Midori Umetsu

まずは何故私がコラムを書くことになったのか?ということから、お話したいと思います。

2006年3月、私は「スペースクチュールコンテスト」というファッションコンペに応募しました。そこで最優秀賞を受賞させていただきました。

コンテストに応募したきっかけは、優勝するとロケットプレーンキスラー社の初フライト用の宇宙服のデザインに係われる上に、宇宙に行けるという副賞があったからです。(実際には、自分の一番大切なものが宇宙に行けるという副賞に変更になりましたが・・・)

まずは、宇宙に行くとしたら誰と行くか?ということを考えました。

将来、自分が親になった時に子供と行けたら楽しいだろうなぁ・・・と。

そこで、「親子ペアルック」の宇宙服をデザインすることにしました。星の動きをイメージしたカッティングのワンピース、土星の輪をイメージしたアウター。後者に関しては、何かに守られているイメージも重ねました。(地球がオゾン層に包まれているような感じです)

2006年11月、東京大学工学部にて実物審査会が行われました。

早起きをして、うさこちゃん(写真に写っている縫いぐるみです)と共に出陣!

他の候補者の作品もかなり手が込んでいて、まさか自分が優勝できるとは夢にも思いませんでした。

Zero G Flight
Image credit: Midori Umetsu

Zero G Flight
Image credit: Midori Umetsu

受賞後とても幸運なことに、ダイアモンド・エア・サービス(DAS)社の御厚意により、パラボリックフライトをすることが出来ました。(審査委員長の松居エリさんと、パイロットの方がお友達だそうです)

パラボリックフライトとは・・・飛行機で2万5000フィート(約7600メートル)の高さから、一旦3000フィート(約900メートル)程高度を落として加速し、そこから一気に2万8000フィート(約8500メートル)の高さまで急上昇します。その頂点で約25秒間無重力(0~0.03G)になります。

無重力になる前後は約2Gの力がかかり、息をするのも苦しくなります。

その日の天候により何回出来るかは変わりますが、その時は10回無重力体験をすることが出来ました。

空気砲・水鉄砲を撃ったり、紙飛行機を飛ばしたり・・・私は、最終選考に残った丹治基浩さんの「無重力になると膨らむ服」を着て実験しました。

丹治さんの服は見事に膨らみ、まるで紙風船のようでした。その他にも、フリルのデザインがどう変化するか等・・・いろんなことをしましたが、無重力空間で一番変化が期待できるのは「膨らむ服」だということがわかりました。

(裾の部分からどんどん空気が入って服が膨らんでいく感覚があり、フリル等は自分で動かさないと動きません)

これから今回の体験をもとに、2008年のロケットプレーンキスラー社の初フライトに向けて、スペースウェアを製作していきます。

進展があり次第、コラムを書いていく予定なのでよろしくお願いします。

■スペースクチュールコンテスト
http://www.space-fashion.com/

■ダイアモンド・エア・サービス社
http://www.das.co.jp/

Written by 梅津緑

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