TOP > COLUMN > 谷口義明

谷口義明

O君と銀河 vol.06

Yoshiaki Taniguchi

Image credit: Yoshiaki Taniguchi

12.エピソード XII

 僕が教養部にいた時代というのは、まだバンカラの気風が残っていた時代だった。腰に手ぬぐいをぶら下げているような輩も、キャンパスを堂々と歩いていた時代だったのだ(少数ではあるが)。

 僕はといえば、こういう生粋のバンカラに憧れていたわけでもないので、少し違ったバンカラ路線を歩んでいた。その路線とは本を読むことである...

続きを読む

| sorae.jp 編集部 |

O君と銀河 vol.05

Yoshiaki Taniguchi

Image credit: Yoshiaki Taniguchi

10.エピソード X

 幾多の幸運に恵まれ、僕は大学に入学した。生まれてから18年、僕はずっと北海道で暮らしていたが、その北の地を離れ、みちのく仙台で過ごすことになった。

 天文学を志した僕が入学したのは、東北大学理学部物理系だった。この『物理系』というのが少し厄介だ。なぜなら、天文学を志したにもかかわらず、最初の2年間(注1)は天文学...

続きを読む

| sorae.jp 編集部 |

O君と銀河 vol.04

Yoshiaki Taniguchi

Image credit: Yoshiaki Taniguchi

7.エピソード VII

 高校3年生の春、僕は幸運にも理系進学クラスに入れることになった。2年生のときの担任の先生のご英断のおかげだ。とにかく、大学では天文学を学ぼう。僕はその思いを強くした。

 僕にとってラッキーだったのは、「数学III」が、既に2年生の時に終わっていたことだ。3年生では、理系の場合「特別数学」という、さらにハイレベル...

続きを読む

| sorae.jp 編集部 |

O君と銀河 vol.03

Yoshiaki Taniguchi

Image credit: Yoshiaki Taniguchi

5.エピソード V

 将来どのような職業につくか。これはやはり大切な問題の一つだ。高校時代にもなると、僕も人並みに悩んでいたことがわかる。考古学者、昆虫学者など、どうも学者系の職業に憧れていたふしがある。しかし、現実はそんなに甘いものではないこともわかっていた。だから僕は何となく法律関係の堅い職業につこうと考えていた。堅いか軟らかいか...

続きを読む

| sorae.jp 編集部 |

O君と銀河 vol.02

Yoshiaki Taniguchi

Image credit: Yoshiaki Taniguchi

3.エピソード III

 中学3年生のときに、天文に関心を持ち始めた僕は、いつしか高校生になっていた。入学してみると、天文部なるものがあることがわかった。駆け出しの僕には格好の部活のように思えた。迷わず入部し、晴れて天文部員となった。

 入部してわかったことだが、どうも僕たちは第9期の部員らしかった。創立10周年にも満たない。つまり、ま...

続きを読む

| sorae.jp 編集部 |

O君と銀河 vol.01

Yoshiaki Taniguchi

Image credit: Yoshiaki Taniguchi

概要:僕がどうして天文学者になったか、お話したいと思います。振り返ってみると、意外なことの積み重ねで、今に至っているように思います。その積み重ねの中で、中学生時代の友人のO君の影響が一番大きかったように思います。少年時代を思い出しながら、少し人生を振り返ってみたいと思います。よろしく、お付き合いください。

0.はじめに

 僕は、いま、銀河...

続きを読む

| sorae.jp 編集部 |


すべての更新情報を表示する


TOP - COMPANY - COLUMN - NEWS - TRACKING - ABOUT US - PRIVACY POLICY - STAFF - CONTACT - PRESS RELEASE - SITEMAP