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地球の男に飽きたところか?Vol.02

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「丸山ワクチンの子息のバイラルな目線」 青山一郎

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 (「丸山千里博士」) 

 駒沢大学駅前『きかく寿司』で、これを書いています。ささいなことで、飼い犬と、けんかをしてしまいました。
ボーナスの出た私を、うちのメス犬(常に女としての自意識を忘れてほしくないので全裸を推奨しています)が
<裸にエプロン>で出迎えたのです。私には、彼女の浅知恵の元ネタ参照元は火を見るよりも明らかでした。
「おまえ、猫村さん意識してるだろ!」
(ほしよりこ『きょうの猫村さん』マガジンハウス ; ISBN: 4838715951)

 私は、丸めた日経流通新聞で犬の鼻の頭を激しく打ち、安易に流行りものに乗れば愛されるカモ♪というその性根のあさましさをいさめ、たとい今ベストセラーだったとしても、その次を行くフレームを探さなければダメ、メッ!! と懇々と説教をしたのです。ファニー(犬)はエプロンで目頭を押さえ、(※猫村さんの真似だ)
「一郎さんに、なんとなくなつかしいのにでも新しい、そんな宇宙を見せてあげたくて……」と口ごたえしたので、その反省のない姿勢に頭に来て、こうして、単身、『きかく寿司』に来てしまいました。企画書でも、書きます。

 なんとなくなつかしいのにでも新しい。非常にシャクなことではありますが、犬の発言が気になり、こんな人のことを、思い出してしまいました。 株式会社に・よん・なな・みゅーじっく代表取締役丸山茂雄氏のことです。

 レコード業界の伯楽とも称される丸山氏。不肖・青山一郎も、未明の西麻布イエローのVIPルームに秘書を連れ(というより、エスコートと言いたくなる)颯爽たる身のこなしで、コンバースも軽やかにビジネスブレストに登場した氏の姿が忘れられません。いつもジーンズなのは、木滑良久氏(現・マガジンハウス取締役最高顧問)の影響との発言も目にしたことがあります。氏が筒美京平・松本隆コンビでのヒット曲路線を手法として固めて太田裕美を送り出した往時CBSソニー、それは大賀典雄氏の革新的采配のもと、山口百恵を担当した酒井政利氏、圓生・志ん朝担当の京須偕充氏など、キラ星の如きプロデューサーが席を並べていた頃でもあり。

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 (丸山茂雄氏がA&Rを手がけた代表作、太田裕美「木綿のハンカチーフ」)

 1941年生まれの氏が、今も旺盛な好奇心と音楽への情熱で着手したmF247(※文末にURLを紹介します)のコンテンツビジネスモデルは、ネット時代ならではの個の顔とぬくもりのあるマーケティングに多くの示唆を与えてくれます。このなんとなくなつかしいのにでも新しい、そんな宇宙への一歩へと氏を動かす稼動力とは、とふと考え込む時、やはり、そのご父君のことを思い出さずにはいられません。

 氏が長男として生まれたのは、かの丸山ワクチンの開発者、丸山千里氏。職人気質の丸山博士の発見した、画期的なガン治療薬が、厚生省・医学界の癒着により認可されなかったことは、昭和8大事件としても歴史上に知られているものです。『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の村井ワクチン挿話のモデル、というと、若い人には話が早いかな?

   いつの時代でも、『新しいこと』 がおこる時、
   前の時代の人達は、自分こそが 『本線』 で 『新しいこと』
   を 『いかがわしい』 と思うものです。
 (ブログ 「丸山茂雄の音楽予報」 より)

……クール! かっこいい。あの父にしてこの子あり。月に一度着陸し、まだ重力から解放されている親子です。
ああ、コンバースで月に行きたい! とその前に、ひとまず『きかく寿司』で折り詰めを頼み、家に帰るとします。

【関連URL】
247music オフィシャルサイト  http://www.247music.co.jp

Written by 青山一郎

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