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マレー鉄道で宇宙まで大人1枚 Vol.03

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「犬と宇宙」 コミタック

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私事で恐縮だが、やはり常夏の国マレーシア、ついぞゴルフが好きになってしまった。日系企業の東南アジア駐在員の典型とも言える週末の過ごし方だが、奥深く私の探究心をくすぐるのである。ゴルフについての話はまた別の機会として、最近ゴルフ場で犬とよく出会う。勝負を左右する大事なアプローチショットの時にとことこと犬がやって来るのである。オオトカゲとはよく遭遇するのだが、ここ最近は犬である。よく一緒にプレーする好々爺に何故かと尋ねたら、「今年の干支が戌年だからでしょう」と遠くを見つめながら言われた。

干支とは正しくは、「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」の組み合わせのことを言うらしい。古代中国では10個の太陽が存在し、それが毎日交代で上り、10日で一巡すると考えられており、それぞれの太陽につけられた名前が十干と言われている。また、天球を約12年で一周する木星の運行を目安として、12の方角に分けて名前をつけ、1年12ヶ月の暦をあらわしたのが十二支の成立であると言われている。それを組み合わせた暦法が干支だという。

ここまで調べてみても今ひとつ良く分からないのだが、とにかく干支の一つに選ばれた、犬。そんな犬であるが、マレーシアなどイスラム国家においては豚と同様、不浄とされ忌み嫌われている。理由は食用であった犬が疫病を持ち込んだという説がある。また、メッカでイスラム教の預言者ムハマドは、非イスラム教徒に迫害され岩場に隠れこんだ所、そこを犬に嗅ぎつけられ「ワンワン」と大声で吠え立てられて発見されてしまった。そして非イスラム教徒から石を投げつけられたり酷い目にあったことから、犬は「神に逆らった動物」として嫌われたという説もある。何ともコメントできないが・・・

ゴルフ場で悠々自適にくつろぐ犬を見ながら、私はなぜか宇宙を司る暦法の一つの象徴となってしまった犬の偉大さに心打たれる一方で、逆にゴルフ場くらいしかくつろぐ場所が無いイスラム国家に生まれた犬の不憫さに思いを馳せる。ただし、イスラム国家でも、聖書に出てくる犬と言われる「サルーキ」だけは「神の使い」として崇められているそうだ。つくづく犬はセンス・オブ・ワンダー、宇宙の神秘だ……そういえば宇宙犬ライカというのもいたが、是非今度の宇宙飛行には宇宙犬を連れて行ってほしい……戌年だから……。

Written by コミタック

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