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宇宙の歩き方 vol.04

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「宇宙旅行の夢破れた人々」 FUJIMOTO

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デニス・チトー氏(2001年4月)、マーク・シャトルワース(2002年4月)、グレゴリー・オルセン氏(2005年10月)と、これまでに3人の民間宇宙飛行士がISSを訪問しており、DICE-K氏は4人目(2006年秋の飛行)を目指している。今回は、ISS訪問を目指した人々についての知られざる裏側を紹介しよう。
シャトルワース氏の飛行の後、宇宙旅行熱がブレイクし、いろいろな候補者が現れては消えた。
・アメリカのポップグループ、インシンクのランス・ベース氏 (医学試験は合格、訓練も一部受講)
・元NASA高官のロリ・ガーバー女史 (医学試験は合格)
・ロシア人実業家セルゲイ・ポロンスキー氏 (医学試験は合格、訓練も一部受講)
・ロシアのポップグループNa-Naのメンバの1人
・ポーランド人実業家
・ロシアのテレビ番組の勝者1名

飛行のための医学試験に合格した上記3人は、お金さえあればチャンスはあったが、いずれも本契約に至るまでの資金集めが叶わず断念した。中でもランス・ベース氏は、有名な歌手であったため報道もかなり行われ、実際にモスクワでの訓練も開始したが、生中継を行うTV局などの大手スポンサーを集めきれず、数社のスポンサーのみの獲得に留まった。ポロンスキー氏は、オルセン氏が医学上の問題で急遽行けなくなり空いた席をディスカウントする調整を行うなど、あの手この手で宇宙行きを目指そうとしたが、実際に宇宙へ行った人たちのような資金力はなく、あえなく退けられてしまった。ロシアは、売れ残った席にはロシア人宇宙飛行士を乗せたり、人の代わりに同じ重さの荷物を載せて運ぶなど、決して安売りすることはしなかった。さすがにしたたかである。
その他にも、オーストラリア人や映画監督の名前、日本の電通の企画なども一時浮上したが、いずれも本格的な話しにはなっていない。
オルセン氏も医学上の問題により、一時は飛行を許可されずに断念し、1年後に再挑戦を果たすなど、なかなか宇宙への道のりは厳しいものがある。
米国での報道によれば、DICE-K氏以外にも、アメリカ人実業家(名前は非公開らしい)も同時期に宇宙行きを狙っていたようであるが、4人目の椅子はDICE-K氏が獲得した。

なお、自分で支払いを行う民間人ではないが、2007年の2回のISS訪問の機会を目指して韓国とマレーシアでも、両国共に初めてとなる宇宙飛行士の選抜が現在大々的に進行中である。NASAの宇宙飛行士達もシャトルの飛行中断により順番待ちの状態になっており、宇宙へ行くのは当分熾烈な競争であるのは間違いない。


(写真:
 宇宙旅行候補者としてNASAの記者会見にまで参加したランス・ベース氏 (2002年8月)
 引用元:  http://spaceflight.nasa.gov/gallery/images/station/soyuz/html/jsc2002e34867.html

【関連URL】
スペースアドベンチャーズ社のホームページ
(デニス・チトー氏とマーク・シャトルワース氏の写真を紹介)
http://www.spaceadventures.jp/web/orbital.html

Written by FUJIMOTO

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