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Mysterious Space plus vol.09

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太陽系外惑星を探せ 上
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カール・セーガン原作、ジョディ・フォスター主演の映画「コンタクト」にはこんなシーンがある。

ELLIE:Do you think there's people on other planets?

DAD:I don't know, sparks. But I guess I'd say, if it is just us, it seems like an awful waste of space.


主人公エリーが父親に、「宇宙人はいるの?」と問いかけた所、父親が「もしこの宇宙に地球人しかいなかったら、スペース(宇宙)はもったいないだろう」と答えるやりとりだ。

果して地球は奇跡の星なのだろうか、それとも地球と同じような星は宇宙にありふれているのだろうか。地球の重力に縛られた我々にとって、これは解決されていない、最も興味深い問題である。この問題を解決させるための第一歩と言えるのが、太陽系外惑星(以下、系外惑星)を見つけることである。

夜空で輝いている砂粒のような星々を見て、我々は生命の存在を期待するが、残念ながら、それらのほとんどが太陽と同じような恒星であり、表面温度は数千、数万度にも達し、生命は存在しない。もし生命が存在できるとしたら、それは地球と同じように、その恒星の周りを回っている系外惑星たちである。

しかし、系外惑星は自ら光を発しない上、恒星に比べるとかなり小さいため、最新の望遠鏡を用いても、その姿を直接捉えることはできない。そんな「見えない」惑星を求めて、研究者たちはこれまで多くの観測と研究を積み重ねてきた。

「プラネット・ハンティング」と呼ばれる系外惑星探しの始まりは1940年代まで遡る。その第一人者として知られるピーター・バンデカンプ博士は1938年から大学の望遠鏡を使用し、不自然な動きをする太陽系に近い1つの恒星(バーナード星)を見つけ、観測し続けた。観測は20年間以上にわたって行われ、バンデカンプ博士はこの恒星から、惑星による小さな揺れを検出したと考え、1963年にその恒星には惑星があると発表した。

しかし発表後、他の望遠鏡による追跡観測では揺れが検出されなかったため、ほとんどの研究者がその結果は大気のゆらぎの影響による誤差だと考え、その存在を否定し、そして1973年に決定的な反論が発表されたことにより、バーナード星の系外惑星は否定された。系外惑星探しは簡単なことではなかった。

系外惑星はなかなか思うように発見されず、時間だけが過ぎていった。そんな中、ブリティッシュ・コロンビア大学の天文学者ゴートン・ウォーカー博士は恒星の速度変化に注目し、ドップラー偏移を用いた新しい系外惑星の発見方法を考案した。

ウォーカー博士は新しい観測機器を開発し、当時最高の観測チームを結成。1980年から約12年間(1年に数回の観測)にわたって、太陽系に近い21個の恒星を観測した。そして観測データをまとめ、1994年9月、「残念ながら他の恒星に惑星はない」という結論を発表した。

この発表は大きな波紋を呼び、当時最新の観測技術と装置を用いても、系外惑星が見つけられないのならば、やっぱり「太陽と似た星は数多くあるが、惑星を生むのは太陽だけかもしれない」、「我々の地球は特別な存在かもしれない」、そんな考えが研究者たちの間で広がり始め、そのような論文も数多く発表された。

しかし、それを覆す論文はその1年後、つまり1995年に発表されるとは、当時、誰が予想できたのだろうか。

(次回に続く)

Written by SHUN

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