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Mysterious Space plus vol.05

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「最も火星に近い場所(中)」 Shun

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 (Hab)


有人火星探査において、火星での生活が要求されるため、まず火星で居住できる環境を確保しなければならない。そこで考えられ、造られたのが Habと呼ばれる直径8mの円筒形カプセルである。これはMARSプロジェクトの中で最も基礎となる建物で、研究者達の活動はここでの生活から始まる。

Habは2階建ての建物である。1階には研究・作業領域、カプセル外で活動するための準備領域、トイレやバスルームなどがあり、発電装置や水循環装置も備えられている。トイレは、尿を再利用するための男性用と、再利用しない、家庭にあるような洋式トイレの2種類である。女性研究員はポータブル・トイレと呼ばれるものを使用し、尿を再利用する。火星では、水も大切な資源なので、尿も無駄にできないのだ。

梯子を登ると、2階には研究者達の個人部屋、調理場や食品倉庫などが設けられている。Habにはベッドがないため、研究者達はそれぞれの部屋で寝袋を利用して睡眠をとる。

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 (Green Hab)


また、Habは複数個つなぐことができ、その追加ポートは1階に設けられている。例えば、GreenHabともう1つのHabをつなぎ、GreenHabで植物を育て、もう1つのHabで家畜などを飼育すれば、これらは食料となる。あとは水と酸素を確保できれば、火星での自給自足生活も実現可能である。


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Habの断面図
A:梯子  B:サンプルポート  C:研究・作業領域  D:エアロック
E:EVAハッチ  F:EVA準備領域  G:衛生領域  H:機械置場
I:鉛管・電気装置  J:追加ポート  K:士官室  L:炊事・食品室
M:個人部屋

Habでの生活は4名から6名の研究者がチームを作り、外部と隔離された集団生活を行う。チームは世界各地の宇宙物理学者、地質学者、生物学者、エンジニア、ジャーナリスト、医者など、様々な分野の人達によって結成され、その中の1名がリーダー(CDR:Crew Commander)を務める。

北極に位置するFMARSは現在、夏に一度だけミッションを行う、ミッションの期間は約4週間である。2005年に行われたミッション(7月11日から8月3日)では、CDRにImage Analysis Inc社のJudd Reed氏、メンバーにはTiffany Vora氏、Stacy Sklar氏などが選ばれ、過酷な気候であったにも関わらず、順調にミッションをこなした。

一方、アメリカ・ユタ州にあるMDRSでは、予算に応じて、年末から翌年の春にかけて、約半年間のミッション・シーズンを送っている。一回のミッション期間は2週間で、2004年から2005年の4回目シーズン(2004年11月26日から2005年5月14日)では、合計11ものミッションをこなした。


Written by SHUN

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