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宇宙的デジタルガジェット談話 Vol.04

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「宇宙ボールペン:フィッシャースペースペン AG-7」 安藤幸央
http://www.spacepen.com/


2.Ando0118pic1.jpg

フィッシャースペースペンは「宇宙でも書けるペン」という
NASA からの依頼を受け、フィッシャー社が莫大な開発費用をかけて開発した
宇宙ボールペンです。

無重力状態や過酷な条件下での使用を前提に開発されました。
?45℃から200℃の温度差のある過酷な環境下でも使用できるのです。
さらに水中やペン先を上に向けても書くこともできるボールペンです。

その仕組みの特徴は独特の弾力性のあるインクが窒素ガスにより
インクカートリッジ内部が一定の圧力に保たれていることにあります。
窒素ガスのおかげで、重力あるところでしか使えないボールペンとは
違い、様々な環境で使える筆記用具なのです。
また筆記用具そのものとしての性能、
書き味、持続力、インクの色彩が長期間にわたって変化しないことなどが、
高く評価されているボールペンでもあります。

フィッシャースペースペンの AG-7 モデルは
アポロ 11号とともに宇宙を旅したボールペンです。
アポロ11号のアームストロング船長が使っていたものと同じモデルでもある
のです。その後も AG-7 は数々のスペースミッションに参加しました。
現在でも NASA 公認の宇宙でもつかえるボールペンとして
知る人ぞ知るポールペンとして販売が続いています。

フィッシャースペースペンの開発には
フィッシャー社が100万ドルもの巨費を投じたそうです。
手にするのは一本の見た目的には何の変哲もないボールペンですが、
その中には多くの想いがこめられているような気がします。

フィッシャースペースペンの他にも宇宙で使えるといううたい文句の
筆記用具がいくつかあります。ご紹介しましょう。


2.Ando0118pic2.jpg

■ Inka : An Extreme Travel Pen
http://www.inkastore.com/pen.html

宇宙産業用として開発されたカーボンファイバーと
ステンレス素材の中でも特に高耐食性・耐薬品性・強靭性に
優れている304ステンレスを組み合わせて作られている
アウトドア用のボールペンです。

インクカートリッジ内にはガスが充填されていて
50 psi(pounds per square inch) の圧力が
保たれています。
そのため水中でも、宇宙の無重力状態でも筆記可能な
タフなアウトドアボールペンとして使われています。

■三菱鉛筆 : uni POWER TANK
http://www.mpuni.co.jp/product/ball_pen/power_tunk_standard/

uni POWER TANK は3000hPa(ヘクトパスカル)の圧縮空気の圧力で
インクを押し出す方式のボールペンです。
そのため、高速で筆記しても追従性が良く、むら無く滑らかに
筆記できるそうです。
またペンの先端を上に向けて筆記することも可能です。
インクを紙の上に吹き付けるかのような感覚で
かすれの無い文字が確実に描けるのが心地良いボールペンです。


  ******************


と、ここまで宇宙ボールペンの話題を取り上げましたが、
実は 1965?66年の有人宇宙飛行、ジェミニ6号・7号で
日本の ぺんてる社製の「サインペン」が
大活躍していたことはあまり知られていない。
サインペンは毛細現象でインクを吸い上げるので、
重力に関係なくどこででも使えるのです。

普段何気なく使っているモノのなかににも
宇宙と繋がっているものがいろいろあるということは
新鮮な発見でもある。

Written by 安藤幸央

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