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松本圭介

松本坊主の教え Vol.12

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祭りの季節

 昨年はじめて築地本願寺で開催された夏のライブイベント「他力本願でいこう!」が、今年も開催されることになった。ジム・オルーク/ロマンポルシェ。/古内東子/向井秀徳アコースティック&エレクトリック/エマーソン北村/サワサキヨシヒロ!という出演者の並びはもしかしたら一見奇妙に映るかもしれないが、なにしろイベントのテーマが「他力本願」だし、どうか大目に見てやってください。
 と、こんな文脈で使わ...

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| DICE-K.COM 編集部 |

松本坊主の教え Vol.11

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夏風邪にかかってしまい、喉は痛むし、鼻水が止まらない。昨晩からは熱が出始め、布団の中は汗でびっしょりだ。朦朧とした意識の中で、一晩に何度も目を覚まし、生姜はちみつドリンクを飲んで乾いた喉を潤している。ふと、子どもの頃、熱を出して苦しんだときの不安な気持ちを思い出した。
 小学3年生くらいまで、ぼくは風邪をひいて高熱を出したときには、両親から「おしゃべり坊や」と呼ばれていた。なぜおしゃべり坊やなのか...

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| DICE-K.COM 編集部 |

松本坊主の教え Vol.10

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「不思議からはじまる」

 たまたまお寺の仕事で、二人の哲学者の対談に立ち会う機会があった。ぼくはもともと大学では哲学を勉強していた(していることになっていた)のだが、僧侶という仏教世界に入ってからは哲学的理性よりも宗教的信仰のほうが問われる場合が多く、久しぶりに宗教者ではなくて哲学者の話を聞くことができたのが楽しかった。
 仏教は宗教なのか哲学なのかと聞かれることが、ときどきある。そんなときは、どちら...

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| DKC編集部[L] |

松本坊主の教え Vol.09

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ロケットを飛ばしてみる

 河原でペットボトルロケットを作ったことがある。よく洗った炭酸飲料のペットボトルを本体にして、寸法通りに切り抜いた牛乳パックと画用紙を羽根にすればロケットの出来上がりだ。

 自転車の空気入れを何度も押して空気を圧縮する。発射台を引き下げる。ペットボトルロケットは水煙を上げて飛びあがったが、羽根が外れたせいで上昇の途中でくるくると回転して失速し、すぐに落っこちてしまう。するとそれ...

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| DKC編集部[L] |

松本坊主の教え Vol.08

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かぎりなく0%に近い奇跡 松本圭介
東京は夜も空がほの明るく、ときどき星空が恋しくなる。そんなとき、たまにはプラネタリウムへ出かけてみよう。独力で従来の数百倍の能力を持つプラネタリウムを開発してしまった大平貴之さんの活躍のおかげもあり、ここ数年のプラネタリウム業界は発展めざましい。もともと視力の良いぼくが目を凝らして見ても、見えるか見えないかというレベルの微妙な等級の星の明るさまで、細かに再現さ...

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| DKC編集部[L] |

松本坊主の教え Vol.07

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「新しい単位」 松本圭介

大学で後期試験を終えたばかりの友人や後輩の数名から「単位が危ない」という話を口々に聞いた。試験が終わっても成績発表までは気が抜けないらしい。
留年するかもしれない。内定が取り消されるかもしれない。大変だ。しかし、単位を失って大変なことになるのは大学生だけでない。実は僧侶の世界にも起こりうることだ。

仏教で「単位」といえば、禅宗で修行する僧侶が使う座席のことだ。禅堂で各自の...

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| DICE-K.COM 編集部 | コメント (1) |

松本坊主の教え Vol.06

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「煩悩」 松本圭介

 年末年始は取材と旅行を兼ねて北陸地方に足を運び、金沢で年を越した。紅白歌合戦がゆく年来る年に変わる頃、かねてよりご縁の深い大きなお寺に出向いてお参りをする。本堂から外に出ると雪と暗闇の中で薄明かりがともっている場所がある。鐘楼だ。除夜の鐘を撞くため、たくさんの人が行列を作っている。ご近所から普段着でやってきたおじいさん。両親に手を引かれた眠そうな子ども。携帯電話のカメラで新年の...

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| DICE-K.COM 編集部 |


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